« 2008年07月30日 | Top

最新記事【2008年12月05日】

日本国内のMBAランキングを毎年発表している日経キャリアマガジンが2008年も最新のMBAランキングを発表しました。

調査対象者は、国内のMBAを取得中、若しくは取得済みの人で、1項目につき5段階評価(5点が最高評価)で10項目/50点満点で国内のMBAをランキング。

各10項目は、1)授業内容が多岐に渡っている、2)実践的な授業が多い、3)講師と密接なコミュニケーションが取れる、4)講師陣が充実している、5)学生の水準が高い、6)学費が適正である、7)転職活動の有効な情報を提供している、8)人脈作りがしやすい、9)施設が充実している、10)事務局の対応が良い、という内容で、2007年と同じ評価項目になっています。
(国内29コースのビジネススクールの協力によってアンケートを実施)

■国内MBAランキング 学生満足度ランキング-2009年版(2008年アンケート)

1位 グロービス経営大学院 経営研究科 経営専攻 48.4点
2位 横浜国立大学大学院 国際社会科学研究科 博士課程前期 マネジメント専修コース ファイナンス・アカウンティング専修コース 48.3点
3位 法政大学大学院 経営学研究科 経営学専攻 夜間コース 47.4点
4位 青山学院大学大学院 国際マネジメント研究科 国際マネジメント専攻 46.5点
5位 立教大学大学院 ビジネスデザイン研究科 ビジネスデザイン専攻 46.4点
6位 一橋大学大学院 国際企業戦略研究科 経営・金融専攻 国際経営戦略コース 45.2点
7位 小樽商科大学大学院 商学研究科 アントレプレナーシップ専攻 44.8点
7位 明治大学専門職大学院 グローバル・ビジネス研究科 グローバル・ビジネス専攻 44.8点
9位 国際大学大学院 国際経営学研究科 国際経営学専攻 44.7点
10位 関西学院大学専門職大学院 経営戦略研究科 経営戦略専攻 企業経営戦略コース 44.6点
Source:日経キャリアマガジン, 2008

こちらの結果で見てみると、正直申し上げてトップ10は44点-48点台であり、顕著な違いはありません。

前年の2007年度と比較すると、法政、横国は2年連続でトップ3以内に入っているので、クオリティの安定感はあると言えるでしょう。

ただ、満足度の点数が0.1ぐらい違うからといって、どれだけ違うのかというと「さほど違わない」とみなすほうが妥当でしょうし、満足度40点以上のMBAだったら、「満足度」という側面からすると「ほぼ同じ」と言い切ってもいいかもしれません。

加えて、ビジネススクールに通った経験のある方の回答結果であることから、ある程度バイアスがかかっているとは認識しておいた方が良いでしょう。 (在校生・卒業生は、自分の出身スクールの評価を”ホンネ”よりも高く回答しておいた方が、母校のランキングを押し上げることになり、結果としてランキングの高いスクール出身となれば、自分のステータスも高めることが出来るという回答者へのメリットが作用する可能性がある、など。)

本来ならば、卒業後の平均サラリーや学費とのROIなど、欧米のMBAランキングのように客観的なデータも踏まえたランキングが欲しいですね。

ちなみに国内MBAランキングの詳細は、こちらに掲載されています。

MBAランキング

MBAランキングは、USと国内を中心にMBAのランキング情報を徹底収集しました。MBAのビジネススクール選びなど、MBAランキングを有効に活用してください。たかがMBAランキング、されどMBAランキング。良きにせよ、悪しきにせよ、MBA選びの際にランキングは避けては通れません。様々な観点からMBAランキングは発表されていますので、自分の目的に合ったMBAを目指してください。MBAランキングはアプリカントの皆さんを応援しています。


当サイトについて

『MBAランキング』は、All About(オールアバウト)登録サイトです。
MBAランキングAllAbout
トップ > 資格・おけいこ > 仕事に活かせる資格 > 経営・マネジメント関連の資格
スポンサードリンク